霧芯館KJ法ワークショップ2016其ノ二

  • 2016.12.10 Saturday
  • 18:48

 さる12月3日、「霧芯館KJ法ワークショップ2016 其ノ二」を開催致しました。(於・京都テルサ)

 年二回開催するワークショップは、夏と冬とで完結する物語です。

 でも、霧芯館での研修を受講済みの方であれば、冬のみのご参加も可能としておりますので、今回もたくさんの方が京都にお集まりくださいまして、KJ法による熱いご交流の機会を楽しまれました。

 

 今年のテーマは、「〈初対面〉のラビリンス」だったのですが、このテーマ設定は、我ながら「神ってる」としか言いようがなく、実に身近で誰でも必ず体験していることでありながら、この〈初対面〉に関する気がかりや事例をラベルとして扱うことで、コミュニケーションや関係性のみならず、世界観にまで関わる奥ゆきのある議論が可能となり、参加者のみなさんの楽しげだったことは今までのワークショップでも随一だったかもしれません。

 初対面から始まる関係性に対して、「逃げられない・避けられない」ことの重みをどのような表現で定着させようか、といった議論、あるいは逆に、関係を続けなくてもよいことの意味をどのように位置づけようか、といった議論。また、良い関係性を構築するために互いの領域を侵さない配慮、逆にいきすぎた配慮や、関係を統御しようとする不自然さへの葛藤にまつわる議論。こういう議論は、日ごろ参加者が、自分に降りかかってくる関係の意味をどのようにとらえ、そのことでより良く生きようとしているか、という人生観・世界観の軸をあからさまにするものであり、たかが〈初対面〉、されど〈初対面〉という感慨を起こさせるものでした。

 

 また今回、ちょっと主催者として一工夫いたしました。夏のワークショップで提示されたラベル達から、私があらかじめピックアップしておいた70枚一覧を、参加者には事前に送信しておいたわけですが、その際、メールには、「ワークショップ当日までこの70枚を繰り返しよく味わっておいてください。今日から1日1回は必ず!」と一言添えておきました。

 開催の一週間ほど前でしたが、たぶん、ほとんどの参加者は律儀に1日1回は目を通してくださったのだとおもいます。

 そのことで、当日の会場への交通機関の中で10回目を通すよりも、はるかにラベルたちの〈志〉が、参加者の内部でふくらみのある発酵の仕方をしていたのではないかと思われます。

〈志〉が明晰にならないラベルたちがたくさん、宙ぶらりんな状態で長い時間を過ごすことは、私たちの無意識にある種の負荷をかけるのですが、そのことで私たちの内部の〈渾沌〉は、なんとかして構造化して本質を明らかにしてほしがってうずうずしていた、そんな状態で誰もがワークショップ当日を迎えてくださったのではないかと推察いたします。

 

 いずれにせよ、今年もすぐれた図解がたくさん生まれましたので、またこれらの図解に解説を加えた「作品・解説集」も、参加者のお手元にお届けする予定でおります。

 

 来年も、良いテーマが降りてきますように。

 

 

 

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