「霧芯館KJ法ワークショップ2019 其ノ二」

  • 2019.12.22 Sunday
  • 17:16

 

 去る12月7日、「霧芯館KJ法ワークショップ2019其ノ二」を開催いたしました。(於・京都テルサ)

 今年のワークショップのテーマは「イメージの力」。

 夏のワークショップにおいて、このテーマについて参加者が提示してくださった数百枚のラベルから、私がまずピックアップしておいた70枚のラベルがあり、今回の「其ノ二」では、各チームでさらにピックアップした20枚ほどのラベルを使っての「グループKJ法」の実践を行いました。

 

 完成した図解は、それぞれのチーム独自の「イメージとはどういう力なのか」についての本質追求の表情を持っています。

 

 イメージが、私たちの心身や現実の状況とやりとりをすることでいかにパワフルに事態を動かしてゆくか。

 イメージの持ちよう次第で、不可能を可能にするパワーを持つけれども、そのパワーゆえに、両刃の剣であることの怖さ。

 現実とはかけ離れたイメージが一人歩きしたり、別のイメージへと着せ替えられたり、人を翻弄する危うさ、あるいはイメージに縛られて盲目になってしまう危うさがある。それらを超えて、人だけが持ち合わせているイメージの豊かな源泉へとたち還りたいという衝動。

 状況を癒し、変容させるパワーをもつ薬箱のような「イメージ」だけれども、都合よくイメージで処理しようとする依存心も湧き上がる、人の心のもろさ、不安定さ。

 

 ポジ・ネガさまざまなイメージの持つパワー・表情が浮かび上がりましたが、ポジであれネガであれ、そのパワーがひとたび発揮されると、逆に一筋縄ではいかない危険さを持ち合わせていること。だからこそ、それをポジとして用いる英知が必要とされていること。

 つまり、人が生き抜くために、人に与えられたこの力は、アナログにダイレクトに私たちの無意識に働きかけ、現実を塗り替える力を持つのですが、それは非常に膨張・暴走しやすい力でもあります。そしてひとたび暴走すると、その暴走したパワーを存分に発揮して人を拘束するのであり、そこに怖さがあります。

 不可能を可能にするし、根拠が乏しかろうとゼロであろうと、一気に現実を超越するパワーで私たちを未知へ、なにかしらの実現へ、不条理の克服へと誘いますが、その膨張力・暴走力には恐るべきものがあるわけです。

 この両刃の剣としての「イメージ」の恐るべきパワーの手触りを、師走の一日、全国から京都へお集まりいただいたみなさまに、KJ法を通して全身的に体感していただき、お持ち帰りいただいた「其ノ二」でした。

 

 私たちの「無意識」というものが、私たちの心身を通してどれほど広く深い場所に根を下ろしているのか。そのことを想うとき、この「イメージ」こそが、私たちをひび割れた冷笑的な世界観から掬い上げ、個を不条理な索漠とした孤立のイメージから救い出して、豊かな意味へと誘う武器、と想われます。その暴走力をよく見きわめる聡明さの必要性を肝に銘じつつ。

 さまざまな混迷の現場を生きるみなさまに、KJ法で掴み取ったイメージの本質を活かしていただけることを祈念して。

 

 

 

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