2019年を振り返って

  • 2019.12.30 Monday
  • 17:47

 

 2019年の「霧芯館KJ法ワークショップ」のテーマは「イメージの力」でした。

「毎年のテーマ、楽しみにしているんですが、どうやってテーマを決めるんですか?」と、参加者の方々からよく質問されます。

「降りてくるのを待つんです。」とお答えするのですけれども、今年のテーマも、もやもやした状態から決断へのプロセスは、やはり「降りてくる」という感じでした。

 この「降りてくる」という言葉は、自分の我(が)ではなく、私を通してなにものかの力が、なにかをさせたがっている、という感覚をうまく表現したものだと思うのです。そのような力がまさに熟して降りてくる瞬間、みたいなものを受け止める。ワークショップのテーマに限らず、そんな「なにものか」とのやりとりこそが、〈決断〉のためにはいつも必要だという気がしております。

 

 今年のワークショップで浮かび上がった「イメージ」の本質には、まさに、人の合理的な「我」を超えたものがありました。ひとつ間違えれば、膨張・暴走して私たちをとんでもないところへ追いやる力も持っている「イメージ」ですが、うまく付き合うなら、私たちの合理的な現実把握の枠組みを蹴散らして、不条理や限界を超えてゆくことを可能にする、潜在的なパワーを秘めた宝刀のようなもの。

 人に与えられたこの不思議な力は、私たちの無意識にダイレクトに働きかけ、肉体や現実というものを矮小に決めつけてしまっている私たちを揺さぶり、「生き抜く」ために必要な、とてつもないディレクションを差し出してくれたりします。

 

 そんな「イメージ」とのやりとりを味わいながら、走り抜けた2019年でした。

 

 KJ法について言えば、「モノづくり」の現場の方々の熱いニーズに触れることができた年でもありました。

「そもそも何をつくればよいのか」「そもそも消費者はなにを求めているのか」「そもそも自分たちはなにをつくりたいのか」

 そんな「そもそも」を真剣に問い直したい方々と、熱のこもった時間を共有する機会に多々恵まれたのは楽しくしあわせなことでした。

 

 個人的には、12月20日、川喜田八潮との共著『J-POPの現在 機卆犬難さ〉を超えて』を出版することができました。

「KJ法じゃなくてJ-POPなんですか?」とびっくりされもしましたが、私にとっては、あまり大きなギャップを感じていない、そのことにむしろ、自分でびっくりしているところもあります。

〈現在〉を突きつめ、〈生き難さ〉とはなにかをつきつめ、多彩な表現や、KJ法でいうところの〈志〉を統合する営みとしては、同じアプローチをしているとも言えます。

 むしろ、ついでに始めたインスタグラムでは、想定外の楽しさをおぼえ、想定外の世界の拡がり方をしているような。

 写真に短い言葉を添える。

 未熟な技の写真ではありますが、そこに言葉の力をどう作用させるのか、日々「降りてくる」瞬間を味わうのが心地よく、また、思いもよらない方々の世界の視え方やフォローに出逢うなど、行動半径の乏しい私にとっては、不思議な風穴が開いた気分を味わっています。

 

 2020年は、おそらく、〈価値〉というものへの問い直しが進む、そういう時代へと突入するのではないかと感じています。そして、その〈価値〉の根っこには、私たちの〈無意識〉が大きく位置を占め、その〈無意識〉を動かすパワーをどのように広く深くイメージするのか、そのことがより一層きびしく問われる時代に差しかかっているのだと感じながら、まずは目前のおせち料理の準備を進めたいとおもいます。

 

 いつもお読みいただきありがとうございます。

 どうぞ良いお年をお迎えくださいますように。

 

 

『J-POPの現在 機卆犬難さ〉を超えて』好評発売中→amazon

プレスリリースはこちら→https://www.excite.co.jp/news/article/Prtimes_2019-12-20-46294-19/

 

 

川喜田晶子インスタグラムはこちら→https://www.instagram.com/akiko_mist/?hl=ja

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< January 2020 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM