「霧芯館KJ法ワークショップ2017 作品・解説集」完成

  • 2018.04.28 Saturday
  • 12:57

 昨年開催いたしました「霧芯館KJ法ワークショップ2017」の「作品・解説集」が完成し、ご参加のみなさまに今年もお届けすることができました。

 

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 KJ法における問題解決のスタンダードな型を体験しながら、〈現在〉の抱える本質的な課題に迫ることのできるワークショップですが、ご参加の思い出とともにこの冊子も「宝物です」とご感想をいただき、主催者冥利に尽きるものがあります。

 あるいは、「このところ疲れ切っていたのに、この冊子が届いて読み始めたら、思わず引き込まれて、癒されている自分に気がつきました」といったご感想に、こちらもまた癒されました。どれだけ疲れていても思わず読みふけってしまう、そういうものをお届けできたのだ、という手ごたえに、非常に勇気づけられます。

 

 昨年のテーマは「〈違い〉がわかる瞬間」だったわけですが、本物を追求する厳しさへの憧れと不安との葛藤が、作品には多々滲み出ていました。

 圧倒的な〈本物力〉の存在を認めつつも、本物であり続けることや本物を見極める行為の厳しさや孤独に対しては、ためらいが生まれます。世間一般の基準ではなく、自分なりの〈本物〉がある、という想いにも駆られます。

 それらの葛藤を超えるまなざしは、「きちんと出会えなければ意味がない」と要約できるかもしれません。いくら値打ちがあるとされる〈本物〉であろうと、自分と固有の出会い方をするのでなければ、意味がない。つまり、本物そのものの価値から、出会い方の価値へと、ラベル達によって誘われたという手触りがあります。

 

 霧芯館へお越しになるみなさまと、KJ法を通してより深く出会えるように、これからもお一人ずつとのご縁を大切にしたいと願っています。

 

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